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俺の報告

RoomClipを運営するエンジニアの日報(多分)です。

リクエストに対してレスポンスを返す、って難しいね - 日報 #139

今日はただの日記です。
技術的っぽいタイトルは詐欺です。
「相手の身になってサービスを提供する」というのは難しいんだなぁという体験をしたのでそれについて。

とある日、警察官を名乗る方がボクんちにいらっしゃいまして、
「災害時の連絡網などに使うから、名前と住所と連絡先、諸々を教えてくれ」
と仰ったそうです。
その時は妻が家に1人でおりまして、
「はて本当にこの人は警察官なのかしらん。警察手帳を見せてもらったところで真偽判定できないし…」
と不安に思いながらも、
まぁいいかということで、調べりゃすぐ分かるような、さほど重要じゃない部分の個人情報のみを伝えたそうです。

その後ちょっと経って、やっぱり不安になった彼女は、
僕に「こんなことあったけど、どないしよ」と相談してきたわけです。
色々話しあった結果、
「じゃぁ改めて警察署に行って、ウチが渡した個人情報が存在しているか確認しようや」
という、面倒ながらも確実な確認方法を採用したわけです。

とまぁ、こう説明すれば、この時僕らが抱えていた不安は明白だと思います。
要は「ウチに来た『自称警察官』は本当に警察官だったのか?」ということですね。
そして、妻が最も不安に思ったのは、その誰だかわからない『自称警察官』が、
「この時間帯はどうやら女性が1人でいるらしい」
という認識を抱いてしまったことだったわけです。
だから、まずやるべきことは
「手渡した個人情報が確実に警察署に届けられており、警察署側に我が家への来訪履歴があることを確認する」
ことです。
これがもしTRUEならば、この不安はもう終わりです。
反省としては「そんな簡単に応対しちゃダメよ」「ちゃんと相手の身分を確定させてから情報は教えましょう」くらいのものです。
で、仮にFALSEだった場合、
訪ねてきた警察官は『第三者』だったわけで、恐らく悪意の第三者でしょう。
そうなったらこれこそ警察へ届け出すべき事案なわけで、
パトロールしてもらえばいいわけです。

別にここまでの流れは、僕としては至極普通というか、それ以外ねぇだろくらいに当たり前だと思ってました。

んで、

実際に警察へこの話をしたのです。
概ね冒頭のような話をして、
「不安だから、確認を、、、」
みたいなことをいうと、電話先でも対面でも血相を変えてこんなことを仰られるのです。

「個人情報は徹底して管理していますし、そもそもこれは巡回連絡といって災害時にとても大事になるものだから、協力して頂いているという経緯がありますし、しかも任意だから断れるし、それに個人情報を僕らが勝手に触ると厳罰も待ってますからそんなことしませんし、それにそれに…」

でもスゲー気持ちは分かります。
確かに、色々と指摘を受けまくるであろう領域だし、
半分言いがかりのように詰問されたりした事案とかもきっとあったのでしょう。
スゲー気持ちは分かります。

僕としては警察官の方は勿論信頼しておりますし、
特に重要な個人情報(クレカとか)でもないし、
ぶっちゃけ保管されている情報なんて僕がFBに上げてる情報にくらべりゃ屁みたいなもんです。
なので「そこは全く気にしてません」と答えるわけですが、
やっぱりまわりまわって、
「でも、個人情報は安全ですから安心して下さい」
と仰られるわけです。

そんなやりとりを4,5分もしていると、心配性で小心者の僕からすると、
交番の空気が、
「なんか意識高いクレーマー来たぞ」
みたいなあらぬ感じになってないかすごい不安になってくるわけです。
ま、マズイぞ、と思って、その空気を脱却しようともがけばもがくほど、 「大丈夫!個人情報は安全ですよ(ニコッ)」と返されてしまい、
もう泥沼の闘いになってしまうんです。

最終的に、コレはもう納得するっきゃないと判断し、
「分かりました、個人情報は安全なんですね」
と応対をしたところで高らかにゴングが鳴り響き、幕引きと相成ったわけです。
(ちなみに、来訪されたのは本当に警察官で、かつ巡回連絡だったことの事実確認自体は1分ほど済みました。)
勿論おっしゃられていた事自体は本当に大事なことですし、
凄く丁寧かつ迅速な応対もしてくださって安心したわけです。
誤解なきように、本当に警察官の方々の日々の業務には感謝しております。
翻って、
本当に「リクエストに対してレスポンスを返す」ということは難しいことなんだなぁと思いました。
サービスを分析して「ユーザはきっとこういうものを求めている」とか、
統計処理の結果「ユーザのインサイトはこれだ!」とか、
すごく大事な仮説だし、ポジティブな活動なんだけど、
実際にちゃんとテストしてアンケートとって、
ちゃんと効果計測をしないとなぁと、
心から実感した出来事でした。